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ほくろ・いぼとは?
ほくろとは?
ほくろは一般的に後天性色素性母斑と呼ばれる、良性のできもの(腫瘍)です。生まれつきのものもあれば、子供の頃にできるもの、大人になってからできるものと、年代を問わず、全身の様々な場所に発生します。
いぼとは?
いぼは、皮膚が盛り上がってできるできもの全般を指す俗語で、専門的にはウイルス性(尋常性)疣贅(ゆうぜい)や伝染性軟属腫(水いぼ)、スキンタッグ、老人性疣贅など、色々な種類があります。
ほくろ・いぼの問題
ほくろやいぼは、顔や体の目立つ場所にできると、見た目が気になって自分に自信が持てなかったり、思い切り笑顔になれなかったりと、心身ともに健やかに生活するための障害になる場合があります。
ヒゲや体毛を剃る際に刃物がほくろ・いぼに引っかかって出血してしまうなど、日常生活の障害になっているという方も少なくありません。
また、ほくろ・いぼはあくまで腫瘍なので「実はガン(悪性黒色腫、基底細胞ガン、有棘細胞ガン)だった」というケースもあります。
大きくなってきた
盛り上がっている
変色している
ジュクジュクとしている
かさぶたができている
出血がある など
上記のようにほくろ・いぼの様子が今までと変わってきている場合は、できるだけ早く茨木市にあるへグランメドクリニックにご相談ください。
ほくろ・いぼの原因
ほくろの原因
ほくろができる原因は、日焼けの説明などでもよく耳にするメラニンが皮膚の色素細胞(メラノサイト)から分泌され、1箇所に集中するためです。
このような現象が起きる主な理由は、以下の5つです。
紫外線を浴びたため
加齢などにより、肌のターンオーバーが遅れたため
もともとほくろができやすい体質であるため
衣服や下着、靴などに肌が擦れたり、圧迫されたりしたため
生活習慣が乱れているため
いぼの原因
前述の通り、いぼには様々な種類があるため、原因も一概には言えません。例えば最も多いウイルス性(尋常性)疣贅は、皮膚の細胞にヒトパピローマウイルス(HPV)が入り込み、感染することが原因です。このウイルスに感染すると、皮膚は異常な細胞分裂を起こしてしまい、結果としていぼができるのです。
通常、私たちの皮膚はHPVに感染することはありません。しかし、ひっかき傷や擦り傷があったり、病気やストレスで免疫が低下していたりすると、その隙をついてHPVが細胞内に侵入し、いぼの原因となることがあります。
ほくろ・いぼの治療方法
ほくろの治療方法
ほくろの治療方法は大きく手術療法と炭酸ガスレーザー療法の2つに分かれます。手術療法はさらにくり抜き法と切開法の2つに分かれます。
手術法
くり抜き法
くり抜き法は直径6mm以下のほくろの除去に採用される一般的な治療方法です。局所麻酔を施したうえで、専用の器具を使ってほくろをくり抜きます。ほくろの根を除去できるうえ、縫合する必要もないので、再発防止効果が高く、患者様の身体への負担が軽いというメリットがあります。
ただし、傷痕が残りやすいため、ほくろが大きい場合や根が深い場合は小さく縫合する場合もあります。
切開法
切開法は局所麻酔を施して、ほくろの周りの組織を切除する治療方法です。ほくろの根を除去できるうえ、電気メスを使って出血のリスクを抑えることが可能です。デメリットとしては処置した部分を縫合するため、術後は洗顔やお化粧に注意いただくとともに、1週間ほどで抜糸のために来院いただく必要があります。
なお、グランメドクリニックでは、傷口を残りにくくするために、目立つ場所を施術する際は通常よりも細かく縫合しています。
炭酸ガスレーザー療法
炭酸ガスレーザー療法は、特殊なレーザーを使用して、ほくろの色が見えなくなる深さまで組織を削り取っていく治療方法です。局所麻酔を施すので基本的に術中の痛みはありませんが、術後1週間は処置した部分が傷になるため、お化粧などには注意をいただくと同時に、絆創膏などで保護する必要があります。
傷が残りにくいことと、1〜2回の施術でほくろの色が見えなくなるという利点がありますが、ほくろの根までは除去できないので手術療法に比べて再発のリスクがあります。
いぼの治療方法
いぼの治療は、一般的に液体窒素を使っていぼを壊死させる冷凍凝固療法で行われます。これにヨクイニンという生薬の内服、サリチル酸軟こうの塗布などの治療方法を併用する場合もあります。冷凍凝固療法のメリットは、シンプルかつ一定の効果が期待できることです。一方で痛みがあるほか、傷痕が残るリスク、いぼが広がったり、治りにくくなったりするリスクなどがあります。
ほくろと同様に手術療法や炭酸ガスレーザー療法を行うこともあります。メリットとデメリットもほくろの場合と同じで、手術療法はしっかりと除去できる反面、傷が残りやすく、術後の抜糸の手間などが必要です。炭酸ガスレーザー療法は手術療法に比べて再発リスクが高い反面、傷が残りにくく、抜糸も必要ありません。
ほくろ・いぼの保険診療・保険外(自費)診療
保険の範囲内で治療可能な場合があります
ほくろ・いぼの治療は、状況によって保険が適用されるか、されないかが変わります。
保険適用となる主な状況は下記の通りです。
ヒゲや体毛を剃る際に刃物がほくろ・いぼに引っかかって出血してしまう
まぶたにできているため、視野の邪魔になっている
悪性腫瘍の可能性が否定できない など
患者様ご自身で判断するのは難しく、「自費診療でほくろ・いぼを取りたい」と来院された患者様でも、診察してみると保険診療の範囲内で治療が可能だったケースもあります。ほくろ・いぼが気になっている方はご自身で判断せず、お気軽にグランメドクリニックまでご相談ください。